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採用動画アニメーションの事例とメリット|新卒採用で“伝わらない”を解決
採用活動では「仕事内容が伝わりにくい」「興味を持ってもらえない」「企業の魅力が届かない」といった悩みが多く見られます。
こうした課題を解決する手段として注目されているのが、アニメーションを活用した採用動画です。
説明会やパンフレットだけでは伝えきれない「働くイメージ」を補うことができ、学生の理解や興味を高めることにつながります。
本記事では、採用動画にアニメーションを活用するメリットから実際の事例、制作する場合の依頼先まで、ご紹介します。
採用活動でよくある課題

企業が採用活動を進めるなかで、説明会や資料を通じて情報を提供しても、学生にとってはイメージがつかみにくく、印象に残りにくいといった声が少なくありません。
主に、以下のような課題が挙げられます。
- ■ 事業内容が専門的で理解されにくい(特にBtoB企業・技術職など)
- ■ 担当者の説明によって印象がばらつく
- ■ 他社と似た構成の説明になり差別化が難しい
特にBtoB企業や技術職など、事業内容が専門的な場合は、説明会やパンフレットだけでは具体的なイメージを持ってもらうのが難しいものです。
また、説明する担当者によって印象が異なったり、他社と似たような説明に埋もれてしまうケースも少なくありません。
中でも、複雑な内容を視覚的に表現できるアニメーションは、理解を促し印象に残る方法として注目を集め、伝わりにくさを解消する手段として、採用動画での活用が広がっています。
採用動画にアニメーションを活用するメリット

採用動画にアニメーションを取り入れることで、これまで言葉や写真だけでは伝わりにくかった情報を、より直感的に理解してもらえるようになることが、大きなメリットです。
また、制作面でのメリットもあります。主なメリットは、次のとおりです。
- ■ 複雑な仕事内容をわかりやすく伝えられる
- ■ 実写よりも表現の幅が広い
- ■ 学生の記憶に残りやすい
- ■ 制作・修正を柔軟にできる
- ■ コストを抑えやすい
- ■ さまざまなチャネルで活用しやすい
採用動画にアニメーションを活用するメリットを、くわしく解説します。
複雑な仕事内容をわかりやすく伝えられる
業務の流れや製品の仕組みなど、言葉だけでは説明しにくい内容も、アニメーションを使えば視覚的に整理できます。
たとえば「開発から納品までの工程」や「製品が社会でどのように使われるか」を、図解やモーションで段階的に見せることが可能です。
業界を知らない人や社会人経験がない学生でも「自分がどのように関わる仕事なのか」を具体的に理解しやすくなります。
実写よりも表現の幅が広い
アニメーションは、実写では表現が難しい内容も自由に描けるのが特長です。
企業理念や将来のビジョンといったような抽象的なテーマ、製品の内部構造やデータの流れなど、撮影では再現しにくい情報も映像として明確に見せることができます。
実際の空間や人物にとらわれず、伝えたい価値観や企業の方向性をわかりやすく映像化できる点は、アニメーションの大きな魅力です。
学生の記憶に残りやすい
採用活動では多くの企業が説明会やパンフレットで情報を提供していますが、学生は就職活動期間中に数十社もの企業と接するため、文字や口頭での説明だけでは印象が薄れてしまいがちです。
アニメーションを使った動画は、視覚と聴覚の両方に働きかけることで記憶に残りやすくなります。特に、抽象的な企業理念や事業の社会的意義といった内容も、ビジュアル化することで印象が強まり、説明会後も企業のイメージが学生の記憶に定着しやすくなります。
「あの動画を見た会社」として思い出してもらえることで、その後のエントリーや志望度の向上にもつながりやすくなるでしょう。
制作・修正を柔軟にできる
実写撮影の場合、出演者のスケジュール調整やロケーション確保、天候の影響など、さまざまな制約があります。また、一度撮影した内容を修正したい場合も、再撮影には時間とコストがかかります。
しかし、採用広報では、募集職種や事業内容の変更に伴って情報を更新する場面も少なくありません。
アニメーションは素材やデータをもとに制作するため、日程調整の手間が少なく、内容の変更や修正にも柔軟に対応が可能です。必要な箇所だけを部分的に差し替えることも可能で、スピード感を持った情報発信に適しています。
コストを抑えやすい
実写での採用動画制作には、撮影スタッフの人件費、機材費、出演者への謝礼、ロケーション使用料など、さまざまなコストが発生します。特に複数のシーンや出演者が必要な場合、予算が大きく膨らみがちです。
アニメーションの場合、撮影にかかる費用が不要なため、比較的低予算からスタートできます。
もちろん、表現の複雑さや尺の長さによって制作費は変動しますが、シンプルな構成であれば実写よりもコストを抑えやすい傾向にあります。
さまざまなチャネルで活用しやすい
アニメーション動画は、採用説明会での上映だけでなく、企業のウェブサイト、YouTube、SNS広告、就職情報サイトなど、幅広いチャネルで活用できます。
特にSNSでは、目を引くビジュアルと短尺の構成が求められるため、アニメーションの特性が活かされやすい環境です。
また、動画の尺やフォーマットを調整しやすいため、媒体ごとに最適な形で配信することも可能です。
ひとつのアニメーション動画を複数のチャネルで展開できるため、学生との接触機会を増やし、企業の認知度向上や理解促進につなげられます。
採用動画にアニメーションを取り入れた事例
アニメーションを活用した採用動画は、企業によって目的や表現方法が異なります。
本記事では、アニメーションを活用した採用関連動画の事例を3つご紹介します。
- ■ 【就職・転職サイト掲載】採用イメージ動画(タンスのゲン株式会社)
- ■ 【自社採用サイト掲載】採用PR動画(株式会社アイチテクノ)
- ■ 【自社サイト掲載】採用会社紹介動画(デクセリアルズ株式会社)
どの動画も、アニメーションの持つ、わかりやすさや親しみやすさを生かしながら、自社の特徴を的確に表現しています。
それぞれの動画がどのようにメッセージを伝え、求職者にどんな印象を与えているのかを見ていきましょう。
【就職・転職サイト掲載】採用イメージ動画(タンスのゲン株式会社)
タンスのゲンは、主にネット通販にて家具やインテリアの販売を行う企業です。
企業のなりたちや現在の事業内容、MVVと呼ばれるミッション・ビジョン・バリューまで、この1本で求職者へ伝わるような動画に仕上がっています。
動画の公開当時は就職・転職専門サイトに動画のURLを載せていたようで、再生回数も執筆時点で9.9万回となっていました。
実際の写真とアニメーションをコラボレーションさせることによって、リアルが伝わってイメージが湧きやすいかつ、MVVといった概念的な部分も、明確に伝わる構成となっています。
また、ポップで明るい動画の色味、音楽を用いているため、企業全体として明るく活気のある印象を求職者に与えられる動画です。
【自社採用サイト掲載】採用PR動画(株式会社アイチテクノ)
アイチテクノは、名古屋市に拠点をおく、塗装工事・防水工事・リフォーム工事を行う企業です。
採用サイトにて、就活編・見習編・職人編の3本のアニメーション動画を掲載しており、キャラクターがアイチテクノで成長していく様子が描かれています。
主人公を女性にしており、男性が多いイメージの業界での女性活躍をイメージしやすい動画です。
タンスのゲンの動画と同様、アニメーションと実写を掛け合わせた動画であるため、働く姿を思い浮かべやすく、実際の現場とのギャップも少なくなり入社後のミスマッチも起こりにくいように感じます。
また、使用している塗装用のハケには「採用!!」の文字が毎度刻まれており、積極採用している印象を与えられる内容です。
サイト自体もイラストをふんだんに使用しているため、一貫性があり、親しみやすい雰囲気を感じ取れます。
【自社サイト掲載】採用会社紹介動画(デクセリアルズ株式会社)
デクセリアルズ株式会社は、スマートフォンやノートパソコンなどのききや自動車の電子部品などの開発・製造・販売を手がける企業です。
会社紹介の採用ムービーとして、アニメーションを活用しています。
何よりわかりやすいのが、動画内10秒のあたりから紹介されている、事業内容部分のアニメーションです。
業界を知らないと理解が難しいような事業内容を、アニメーションの力で非常にわかりやすく紹介しています。
パソコンを分解したような図の中で、デクセリアルズ株式会社が携わっている部品などは、黄色く示されているのがわかるかと思います。
自分がどのような部品などを作ることになり、活用され、広く社会に貢献していくのかが明確になることで、仕事自体への興味も湧きやすくなると感じます。
実写の映像とアニメーション、3Dアニメーションをうまく組み合わせ、求職者が直感的にわかりやすい動画に仕上がっているアニメーションの採用動画です。
アニメーションで採用動画の制作を依頼する前に確認したいこと

アニメーションで採用動画を制作する際は、依頼先を探す前に、目的や活用方法を明確にしておくことが重要です。
特にアニメーションは表現の自由度が高い分、制作の方向性が定まっていないと、完成後に「思っていたものと違う」「イメージが伝わらない」といったミスマッチが生じかねません。
また、使用できる範囲が限られてしまうことも考えられます。
- ■ 実際の活用シーン
- ■ 解決したい採用課題
- ■ 表現したい企業イメージ
- ■ 使用するイラストの著作権
- ■ 制作した動画の使用範囲と追加コスト
これらについて、詳しく見ていきましょう。
実際の活用シーン
制作した動画をどのような場面で使用するのかを具体的にイメージしておきましょう。
採用説明会での上映を想定するのか、SNS広告として短尺で配信するのか、企業サイトに掲載して長めに見せるのかによって、適切な尺や構成、トーンは大きく変わります。
また、学生に何を伝えたいのかを明確にしておくことも重要です。事業内容や仕事の流れを理解してもらいたい、企業文化や働く環境の魅力を感じてもらいたい、またはキャリアの可能性を示したいなど、伝えたい内容が整理されていれば、適切なアニメーション表現を検討できます。
解決したい採用課題
採用動画を制作する前に、まず自社が抱えている採用課題を明確にしておくことが重要です。
応募者数が集まらない、入社後のミスマッチで早期離職が発生している、特定の職種や専門スキルを持つ人材が集まりにくいなど、状況は企業ごとに異なります。
課題が異なれば、動画で伝えるべき内容やアプローチも変わります。
たとえば、企業の認知度が低く応募が少ない場合は、事業内容や企業の強みを広く伝える動画が効果的です。一方で、早期離職を防ぎたい場合は、実際の業務内容や職場の雰囲気をリアルに伝えることで、入社後のギャップを減らせます。
アニメーションを活用する場合も同様に、どの課題を解決したいのかを整理したうえで、表現方法や伝える情報を設計することが、成果につながる採用動画を作るための第一歩です。
表現したい企業イメージ
アニメーションの雰囲気やデザインは、企業のブランドイメージを左右する重要な要素です。企業の文化や価値観に合ったトーンを設定することで、視聴した学生に「この会社らしさ」が自然と伝わります。
たとえば、IT企業であれば「先進性」や「スピード感」を感じさせる動きの速いアニメーションや明るく鮮やかな色使い、一方で伝統的な企業であれば「落ち着き」や「信頼感」を表現するために、丁寧な動きや安定感のある色調を選ぶといった具合です。
企業らしさをアニメーションによって視覚的に伝えることで、企業の価値観に共感する学生との出会いに期待できます。
使用するイラストの著作権
アニメーション制作を依頼する際は、使用する素材やイラストの著作権についても事前に確認しておきましょう。
無断で他者の著作物を使用すると、公開後に法的トラブルに発展する可能性があります。
そのため、素材を使う場合は、著作権フリーのものを選ぶ、有料の素材サイトから正式に購入する、権利者から使用許諾を得る、オリジナルのイラストやキャラクターなどを制作してもらうというといった方法を検討しましょう。
制作した動画の使用範囲と追加コスト
制作を依頼する際は、完成した動画をどこまで自由に使用できるのかを事前に確認しておくことが大切です。
契約内容によっては、使用できる媒体や期間、用途が制限されている場合があります。たとえば「自社サイトのみ掲載可能」「SNS広告は別途費用が必要」「使用期間は1年間のみ」といった条件が設定されていることも少なくありません。
採用説明会だけでなく、SNSや就職情報サイト、社内研修など、複数のチャネルで活用したい場合は、契約時に使用範囲を明確にしたうえで、依頼先と契約を結ぶ前には、使用範囲や追加費用の有無についてしっかりと確認しましょう。
アニメーション採用動画を制作する場合の依頼先

アニメーションを使った採用動画を制作する際は、表現したい内容や予算、スケジュールに応じて、適切な依頼先を選びましょう。
主な依頼先は、次のとおりです。
- ■ アニメ制作会社
- ■ モーショングラフィックス専門会社・デザイン事務所
- ■ フリーランスのアニメーター / デザイナー
依頼先それぞれの特徴を、ご紹介します。
アニメ制作会社
アニメ制作会社は、キャラクター表現やストーリー性のある映像制作に強みを持っています。採用動画で「世界観」や「ブランドらしさ」を重視したい場合に適しており、企業の個性を映像として印象的に伝えることが可能です。
また、会社によってはモーショングラフィックスにも対応しているところもあり、その場合は図解や動きを使った短尺・説明型の動画も制作可能です。
幅広い表現スタイルに対応できるため、柔軟な提案を受けられる点もアニメ制作会社の魅力です。
デザイン事務所・モーショングラフィックス専門会社
デザイン事務所やモーショングラフィックス専門会社は、図解や動きを使った短尺・説明型の動画制作に強みがあります。
複雑な業務内容や製品の仕組みを視覚的にわかりやすく伝えたい場合に最適で、シンプルかつ洗練されたデザインで情報を整理して届けることが可能です。
特にBtoB企業や技術職の採用動画において、効果的な表現が期待できます。
フリーランスのアニメーター / デザイナー
フリーランスのアニメーターやデザイナーに依頼する場合、費用を抑えやすく、比較的短納期での制作が可能です。
ただし、個人によって得意とする表現スタイルや強みが大きく異なるため、事前にポートフォリオをしっかりと確認しましょう。
一方で、個人に依存する形になるため、進行管理やスケジュール調整・品質管理は、依頼側も積極的に関わる必要があります。
コミュニケーションを密に取りながら進め、スムーズな制作に繋げましょう。
アニメーション+実写で採用動画を作るという選択肢もある
「仕事内容をわかりやすく伝えたいけれど、職場の雰囲気や社員の表情も見せたい」という場合は、アニメーションと実写を組み合わせた採用動画を制作するのも有効な選択肢です。
たとえば、業務の流れや製品の仕組みはアニメーションで図解し、実際に働く社員の様子やオフィスの雰囲気は実写映像で伝えるといった構成にすることで、理解のしやすさとリアリティの両方を兼ね備えた動画になります。
ただし、この場合は、アニメーションと実写の両方に対応できる依頼先を見つけることが必要です。
弊社スタジオドットでは、オリジナルキャラクターの制作からアニメーションと実写を組み合わせた採用動画の制作まで、幅広い採用動画の制作に対応しています。
企業の課題やご要望に応じた柔軟な提案が可能です。アニメーションを用いた採用動画の制作をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。


