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聖地巡礼と地方創生|事例から学ぶ聖地化を促す5つのポイント
アニメにおける聖地巡礼は舞台となる地域に多くのファンが訪れるため、昨今ではアニメツーリズムとも呼ばれ、大きな経済効果に期待できます。
そのことから、聖地巡礼で町おこし・地方創生を行いたいと考える地域も多くあるでしょう。
そこで本記事では、聖地巡礼と地方創生の事例から「聖地化を促す5つのポイント」を考えてみました。
どのようにアプローチしたら聖地化を促せるのか・経済効果に期待できるのか知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
【ポイント解説付き】聖地巡礼と地方創生|5つの事例
実際の聖地巡礼による町おこし事例を取り上げ、聖地化を促したポイント・高い経済効果につながったポイント、反対に聖地として課題が残ったポイントまでまとめました。
本記事でご紹介する「アニメにおける聖地巡礼と地方創生の事例」は、以下の5作品です。
◼︎山梨・静岡県|ゆるキャン△
◼︎茨城県大洗町|ガールズ&パンツァー
◼︎静岡県沼津市|ラブライブ!サンシャイン!!
◼︎千葉県鴨川市|輪廻のラグランジェ
◼︎栃木県足利市|ヨスガノソラ
それぞれのポイントについては、筆者の独断と偏見を交えています。そのため、まずは筆者が何者なのか、少しだけ記載させてください。
【筆者】岩渕 ゆり(言ノ葉執筆屋)
幼子時代に見た魔法騎士レイアースからアニメにハマり、常に何かしらのアニメを嗜んでいる古のオタク。アキバ勤めの経験があり、サブカルコンテンツを提供する側にも従事していた。
好きなアニメはSTEINS;GATEや化物語シリーズ、葬送のフリーレンなど。ARIAが人生のバイブル。「あまんちゅ!」「ゆるキャン△」などを筆頭に、さまざまな土地を聖地巡礼済み。
聖地巡礼と地方創生、5つの事例について解説していきます。
山梨・静岡県|ゆるキャン△
「ゆるキャン△」は、山梨県の女子高生が野外活動サークル(通称:野クル / のくる)に所属し、キャンプに挑戦していく姿を描いたアニメ。
山梨県や静岡県に実在するキャンプ場や道の駅・温泉などといった施設が、作中に数多く登場していました。
ほのぼのまったりした空気感やキャラクターの個性溢れるかわいらしさ・成長過程が魅力なだけでなく、キャンプ場の澄み切ってキンとした朝の空気・寒い中で入る温泉のじわじわくる温かさ、香りが漂ってきそうなほどの食事描写などが素晴らしい作品です。
主な放送期間 | 2018年1~3月に1期、2021年1~4月に2期、2022年7月に劇場版 |
取り組み例 | ・ゆるキャン△公式バスツアー=みんなでキャンプ体験=を開催(声優さんも参加) ・舞台を巡るデジタルスタンプラリーが開催(キャンプ用品など抽選で豪華プレゼントあり) ・原作イラストを使用したモデル地紹介パネル展を開催 ・作品のモデル地を周遊する謎解きイベントを開催 ・公式サイトでキャンプ地マップやモデル地マップを公開 |
経済効果 | ・県内で2か月のあいだに発生した消費総額は8,000万円超と推計(※1) ・『ゆるキャン△』×静岡県スタンプラリーの経済波及効果は推計4億1,148万円(※2) |
(※1)「ゆるキャン△」が地域に与えた影響調査について|山梨大学ほか
(※2)『ゆるキャン△』×静岡県スタンプラリー 県内への経済波及効果|PR TIMES
【筆者が考える「ゆるキャン△」の聖地巡礼ポイント】
ゆるキャン△における聖地巡礼への貢献ポイントは、主に以下の3つであると考えられます。
①山梨県にある実際の風景・施設に忠実かつ精細な描写だった
②アニメ越しなのに五感が刺激されるような描写だった
③コロナ渦でキャンプブームが加速した
ゆるキャン△のアニメにでてくる風景や施設は、現実にある場所を忠実に再現しています。
実際、筆者が聖地巡礼ではない目的で静岡の温泉へ行き「なんだか見覚えがある温泉だな」と思い調べたところ、ゆるキャン△の舞台だったということがあったほどです。
リアルな風景が忠実に再現されていることで、主人公たちが見た景色・感じた空気と同じものをファンもリアルに感じられます。「同じ空気を感じたい」と考えるファンの心理に刺さる作画でした。
作中の食事は実在するお店のメニューが多く、温かさや香りが伝わってきそうなほどの描写です。これも、ファンに「同じものを食べたい」と思わせ、聖地巡礼を促すポイントだったと考えられます。
さらに、ゆるキャン△聖地巡礼の後押しになったのが、コロナ禍で大キャンプブームが到来したことでしょう。
コロナ禍で「自宅で過ごしていた人の目にアニメが多く触れた」こと、加えて「身内だけで楽しめるレジャーとしてキャンプブームが加速した」といった条件が揃い、聖地として賑わいをみせた側面もあったと考えられます。
また、ゆるキャン△はモデル地として温泉やキャンプ場を軸に道の駅や飲食店が多くありました。例えば「温泉に行きたい」と思った際に「そういえば、ゆるキャン△で良い温泉施設があったな」といった具合いで、聖地巡礼が目的ではない、なんでもない休日を過ごすための候補地にもなり得ます。
通常のレジャー時に行ける聖地が多かったことは、長い目でみた際の地方創生にも大きく貢献しているのではないでしょうか。
茨城県大洗町|ガールズ&パンツァー
「ガールズ&パンツァー」(通称ガルパン)は、茨城県の大洗町が主な舞台となっているアニメ。“戦車道”と呼ばれる戦車同士の戦いが競技化されている世界で、戦車道の全国大会優勝を目指す女子高生たちを描いた作品です。
主人公が転校してきた学園が茨城県大洗町の「大洗女子学園」であり、現実にある大洗町の商店街や観光施設・道路といった風景がアニメ中に登場します。一部、実名で登場している施設などもありました。
主な放送期間 | 2012年10月~12月、2013年3月 |
取り組み例 | ・大洗あんこう祭の前日にメディア向け記者会見を実施 ・ふるさと納税の返礼品としてガルパングッズを導入 ・舞台となった大洗でイベントやツアーを実施 ・10周年博覧会(2023年)を開催 |
経済効果 | ・2013年は7億円以上との試算(※3) ・ふるさと納税金額が、放送開始後の翌年である平成27年度は7,266件2億265万5,779円(放送開始前204件763万1,000円)(※4) |
(※3)地域におけるコンテンツ主導型観光の現状と今後の展望|野村総合研究所
(※4)大好きです大洗寄附金(ふるさと納税)の実績および活用状況|大洗町
▶︎【筆者が考える「ガルパン」の聖地巡礼ポイント】
ガルパンにおける聖地巡礼への貢献ポイントは、主に以下の3つであると考えられます。
①アニメ開始前に地域復興といった狙いを前面に推さなかった
②実際の施設や風景などがアニメ内で忠実に再現されていた
③地域住民の大きな協力があった
はじめから町おこしを目指していたにも関わらず、大洗町でのイベント開催は放送開始後の2012年11月にメインキャストを招いた「大洗あんこう祭」が初めての開催でした。放送前から商売っけを感じさせなかったのが、オタク層の心を離さなかった理由のひとつだと推測できます。
また、アニメの中で実際の風景が忠実に描かれていたり、一部の施設は実名で登場していたりなど、聖地巡礼のしやすさもポイントになったと考えられるでしょう。
観光庁が主催する第1回「今しかできない旅がある」若者旅行を応援する取組表彰では、奨励賞(革新的で将来的な発展が見込める取組)を受賞し「アニメ企画の段階から町おこしを目指し、地域とアニメ会社が連携して取り組んでいた」という講評を受けています。
地域住民や施設・店舗などとも連携が取れていたうえ、元々が観光地であり聖地巡礼に訪れた人をあたたかく迎え入れられる体制・環境が整っていたのも大きなポイントです。
静岡県沼津市|ラブライブ!サンシャイン!!
「ラブライブ!サンシャイン!!」は、架空の女子高校「浦の星女学院」を舞台に、スクールアイドルグループ「Aqours(アクア)」を結成した9人の生徒たちによる物語。
浦の星女学院(通称:浦女)は静岡県沼津市にある設定となっており、モデルは「沼津市立長井崎中学校」です。(現在は近隣学校と統合されています。)
前作の「ラブライブ!」は秋葉原が舞台だったのに対して、2作目となるラブライブ!サンシャイン!!は、静岡県沼津市のさまざまなエリアが舞台となりました。
主な放送期間 | 2016年7~9月に1期、2017年10~12月に2期、2019年1月に劇場版 |
取り組み例 | ・プラサヴェルデ(主人公たちの主な活動場所)にて「沼津市×ラブライブ!サンシャイン!!お正月特別展示会」を開催 ・淡島マリンパーク連絡船がラッピング船として「アワシマ16号Aqours丸」として運行 ・2ndシングル発売記念として駿豆線をラッピング電車として運行 |
経済効果 | ・聖地巡礼による経済効果の試算は50~61億円(※5) ・2022年度のふるさと納税額が2016年度の約23倍である23億円以上に(※6) |
(※5)アニメの「聖地巡礼」による沼津市の経済効果の分析|京都情報大学院大学
(※6)沼津市のふるさと納税寄附額|自治体オープンデータ
【筆者が考える「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地巡礼ポイント】
ラブライブ!サンシャイン!!における聖地巡礼への貢献ポイントは、主に以下の3つであると考えられます。
①神社や飲食店・公園・水族館など観光しやすい場所がモデルとなった
②地域のお店などの協力体制が整っていた
③東京などからアクセスしやすい場所だった
ラブライブ!サンシャイン!!では、静岡県沼津市にあるさまざまな場所がモデル地となりました。作中に登場する水族館や神社・公園・飲食店・商店街・広場などは、複数箇所を歩いて回れる場所にあります。
どこも観光しやすい施設や場所だったという点が、町おこしの大きな貢献ポイントだと考えられます。
また、元から観光スポットとして運営していた施設もあり、来訪者への受け入れ体制が整っていたことは、聖地化を促したポイントだといえるでしょう。
さらに、ラブライブ!サンシャイン!!の最終回で登場した黒板アートは、沼津市にある写真館さんが制作したものです。地域住民のラブライブ!サンシャイン!!に対する熱意も感じられます。
東京駅から沼津駅までは新幹線と在来線を使用して約1時間です。ラブライブ!サンシャイン!!の主な舞台となった内浦までは、沼津駅から出ているラッピングバス(演者のサイン入り)が利用できます。
アクセスが良いうえ、道中も聖地巡礼の意欲を掻き立てるような工夫が凝らされていました。
【補足:聖地巡礼による効果の具体事例】
劇場版の放映から5年経った2024年2月12日、ラブライブ!サンシャイン!!の聖地として有名な淡島マリンパークは老朽化に伴い閉園することになっていました。しかし、聖地の最後の姿をひと目でも見たいとラブライブ!サンシャイン!!のファンが押し寄せたことから、閉園を2週間延期すると発表しています。ファンの聖地巡礼は、大きな効果を生み出すことのわかりやすい事例となりました。
千葉県鴨川市|輪廻のラグランジェ
「輪廻のラグランジェ」(通称:ラグりん)は、千葉県鴨川市を舞台にしたロボットアニメ。鴨川女子高校のジャージ部である主人公が「あなた、ロボットに乗れる?」と謎の美少女に声をかけられたところから、物語は進行していきます。
ラグりんは物語やキャラクターが魅力的であり、描写の美しさや戦闘シーンの動きなどが高く評価されているアニメです。一方で、聖地巡礼地としては、いくつかの課題が残されたアニメだと考えられています。
主な放送期間 | 第1期:2012年1~3月に1期間、2012年7~9月に2期 |
取り組み例 | ・聖地に「ラグりん思い出ノート」を設置 ・シーフェスタ2012 in Kamogawaで輪廻のラグランジェ』特設ブースを設置 |
【筆者が考える「ラグりん」の課題ポイント】
ラグりんから見えてくる聖地巡礼の課題ポイントは、以下の3つが挙げられます。
①制作発表の段階で地域名の公表、聖地巡礼を取り上げた某番組で「自治体が介入した例」と紹介された
②毎話サブタイトルに地域名が入っていた
③再現度は高かったけれど建物や駅・海岸など風景の引き描写が多かった
輪廻のラグランジェは、作中で舞台になった聖地に「ラグりん思い出ノート」を設置するなどして、聖地巡礼を促す施策をしています。
実際にSNSなどでもラグりんの聖地巡礼をしている投稿も多く見られ、作品の人気が垣間見られます。
一方、制作発表で地名を公表、某番組で「自治体が介入した例」として誤った情報を取り上げられたのが一因となり、一部の視聴者層からは「あざとい」「オタなめんな」といった声も上がってしまったようです。
また、毎話のサブタイトルに「鴨川」の地域名が入っていたことも相まって、作品やストーリーの前に「聖地巡礼で経済効果を狙っている」と思われてしまったのは、非常にもったいないポイントだったと言えます。
鴨川駅や海岸・ロータリー・バス停といった風景の描写は非常に細かく、再現度の高い作画でした。
しかし引きでの構図が多かったうえ、施設やお店といった観光スポットとなり得る場所があまり描かれていなかったのも、聖地化として課題が残ったポイントだと言えるでしょう。
栃木県足利市|ヨスガノソラ
「ヨスガノソラ」は、大人向けのゲームをアニメ化した作品。主人公は兄・妹の兄妹であり、両親が亡くなったのをきっかけに祖父母の家がある田舎の山奥へ引っ越し、物語が進んでいきます。
大々的に聖地巡礼での地方創生を促した事例ではありませんが、ロケハンが行われた土地として栃木県足利市が紹介されています。
また、モデル地にある樺崎八幡宮(神社)では、アニメーション制作に活用された舞台と紹介の写真・美術ボードの展示があるなど、少なからず作品の聖地巡礼を促す動きがありました。
主な放送期間 | 2010年10~12月 |
取り組み例 | ・栃木県足利市『樺崎八幡宮』秋季例祭で写真と美術ボード紹介(※7) |
(※7)栃木県足利市『樺崎八幡宮』秋季例祭|ヨスガノソラ公式サイト
【筆者が考える「ヨスガノソラ」の課題ポイント】
ヨスガノソラから見えてくる聖地巡礼の課題ポイントは、以下が挙げられます。
①万人に受け入れられる作品の題材ではなかった
ヨスガノソラは元々が大人向けゲームであり、兄妹の恋愛が描かれている作品です。ゲームとしては、元々高い評価を得ていました。
しかし、アニメとしては15歳未満は視聴禁止(R15指定)です。放映された際には各局の放送コードに合わせ編集が行われましたが、放送当時「テレビ放送にしては過激すぎる」といった声も聞こえてきていたようでした。
このような背景から、作品の舞台として土地名を明かされていることを良く思わない方がいたり、聖地巡礼を促すようなイベントが行われたことも問題視する声が上がったりといった動きがあったのです。
改めて、聖地巡礼として地方創生を促すためには「アニメの題材や内容にも配慮すべき」というポイントが、ヨスガノソラから浮き彫りになったと言えるでしょう。
聖地巡礼の事例から学ぶ聖地化を促す5つのポイント
聖地巡礼により、地域に大きな経済効果をもたらしたアニメ作品から、ファンに訪れてもらうためのポイントを考えてみます。主に以下の5つが、聖地化の秘訣になっていると考えられるでしょう。
(1)景色や風景の再現度が高い
(2)地方創生を全面的に押し出さない
(3)地域と連動したイベントを開催する
(4)地域に対する思い入れが視聴者に伝わる
(5)アニメ自体がおもしろい
これらについて、どのような点が視聴者のどういった行動を促しているのか、くわしくお伝えします。
アニメ自体がおもしろい
聖地巡礼を促すためにとても重要となるのが、アニメ自体がおもしろいことです。
作品に共感したりキャラクターに魅力を感じたりなどして「作品と同じ空気を感じたい」「キャラクターが見ていた景色と同じものを見たい」といった心理が働かなければ、そもそも作品の舞台に行きたいとは思いません。
大前提として、アニメ自体が面白く魅力的だという点は、聖地巡礼を促すために不可欠だと言えるでしょう。
景色や風景の再現度が高い
聖地化を促すことに大きく関係していると考えられるのが、景色や風景の再現度です。聖地巡礼したいと考えるファンの心には「キャラクターと同じ景色を見たい」「キャラクターの空気を感じたい」といった思いを持っている方が多くいらっしゃいます。
実在する場所であるかつ描写の再現度が高いと「あ、あのときのシーンの!」といった感動を味わいやすいのは、言うまでもありません。
また、モデル地が明らかであれば聖地巡礼という行動を促しやすいことから、リアルにある施設などをモデルにすることも、聖地化するためのポイントだと言えるでしょう。
地域と連動したイベントを開催する
アニメの舞台となった土地に足を運んでもらえるようなイベントの開催は、聖地巡礼という行動を促すために有効な施策だと考えられます。
ゆるキャン△の例では、モデル地を巡るスタンプラリーの経済波及効果が推計4億1,148万円だと発表されました。
スタンプラリーをまわりきると、作品にまつわる景品や豪華キャンプ用品が抽選でもらえるといった取り組みを併設したことも、聖地巡礼を促すきっかけになったと考えられます。
一度足を運び行き方さえわかってしまえば、次回以降に訪れる際のハードルもグッと下がり「また、行ってみよう」と思える方も多いかもしれません。
初めの一歩を後押しするような地域連動イベントの開催は、聖地化を促進させる大きなポイントとなるでしょう。
地方創生を押し出し過ぎない
課題が残った事例から考えると、放送前や当初にアニメ側から地名について発信することは、良い手法ではないと考えられます。
非常に尖った言い方ではありますが、地方創生を前面に押し出しすぎてしまうと、視聴者は「自分たち(アニメのファン層)を金づるに見ている」と、感じてしまいかねません。良い気分を抱く方は、多くないでしょう。
せっかく熱意を持って聖地化からの地方創生に取り組んでも、ファン層に受け入れてもらえなければ、盛り上がりに欠ける結果になってしまいます。
地域に対する思い入れが視聴者に伝わる
感情論にはなってしまいますが、地域に対する思い入れがアニメを見ている視聴者に伝わることは、聖地巡礼から地方創生を目指す上で非常に大切でしょう。
舞台となる土地の良さを本当にわかり、素晴らしい景色や土地の雰囲気が伝わるような描写を作り込めれば、視聴者の目にも魅力的に映ると考えられます。
モデルとなる土地を肌で感じ良さを真に理解することや、本当にその地を盛り上げたいと思い行動していくことは、聖地化するうえでの大きなポイントになり得るでしょう。
「聖地巡礼で地方創生」を空振りさせないために
聖地巡礼と地方創生の事例を見ていくと、さまざまな聖地化の促進・貢献ポイントがあるとわかりました。
「作品と同じ空気を吸いたい、キャラクターが見ていた景色を見たい」などといったファンの心情を考えると、アニメ自体がおもしろいことや再現度の高さといった部分は、聖地化を目指すうえで大切なポイントになるでしょう。
また、地域全体として同じ方向を見て取り組み、地域の良いところや素晴らしい場所などを伝えようとすることは、継続的に集客していくうえでも重要なポイントです。
アニメは、地方の実態を発信できる良い機会でもあります。地名をアピールするタイミングなどを間違えないようにしつつ、アニメ自体の内容やイベント開催を検討し、聖地化を目指していくことが大切です。
studio.株式会社では、アニメの企画から制作までワンストップにて対応しています。
弊社「studio.(スタジオドット)株式会社」では、アニメで聖地巡礼を目指している地域のアニメーション制作を行っています。
アニメ制作だけでなく企画の段階からご相談を受け付けており、地域の魅力が伝わるようなアニメになるようご提案をしています。
- ◼︎地域を聖地化したいけれど何からすれば良いのかわからない
- ◼︎聖地巡礼を促せるようなアニメを制作したい
- ◼︎企画からキャラクターデザイン・アニメ制作まですべてお願いしたい
このようにお考えのご担当者さま、ぜひstudio.(スタジオドット)株式会社までお気軽にお問い合わせください。
\聖地巡礼で地域を盛り上げましょう!/